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  • (c) 2013 raco

    巣箱


    臆病なハリネズミにとって丸見えな状態であることはとてもストレスになります。
    ケージの中に、身を隠す、落ち着ける場所が必要です。
    市販のものだとウサギ用のものなどが使えますが
    少し大きすぎるかもしれません。ケージのサイズと要相談です。
    巣箱として売られているものではなくても
    手ごろなサイズのものを代用して利用したり
    自作するのも良いでしょう。
    身を隠すのに十分なサイズと出入り口があればいいわけなので
    いってしまえば、お菓子の空き箱に出入り口の穴を開けたものでも構わないでしょう。
    汚れてきたりくたびれたら使い捨てなら衛生面でもメリットはあります。
    ただし頻繁に巣箱が変わるのはハリネズミにとっては落ち着かないかもしれません。
    私個人は100均のプラスチック容器に出入り口用の穴を開けたものを利用しています。
    (スペアを用意し、大掃除のたびに交換・丸洗いしています)
    木製のものは見栄えが良いですが、衛生面では劣るようです。
    替えを用意して天日消毒などすると良いかもしれません。

    巣箱を用意して設置しても、中に入ってくれないということは良くあるようです。
    見慣れないものに警戒するのはごく自然なことなので
    「気に入ってくれなかった」とすぐに諦めずにしばらく様子を見てみるとよいでしょう。

    なお、底板は無くてよいと思います。(かぱっと持ち上げればオープンになるのは便利ですから。)
    中から押して移動させてしまうのが何か問題になるようなら必要かも。
    逆に完全に箱状で底板の取り外しもできないものは篭城されると厄介だと思います。

    寝袋

    多くのハリネズミは、袋にすっぽり入るのが好きです。
    もちろん好まない子もいますが、冬は防寒にもなりますし
    試しに用意してあげてみてはいかがでしょう。

    糸や繊維は足に絡まるなどして事故の原因になりますので
    そうしたものケージの中に入れないことが原則です。
    従って、寝袋も、ほつれてこない素材の、糸の始末がきちんとした物であることが原則です。
    良く利用されるのはフリース素材のものです。
    不織布ですのでほつれてくることもありませんし、
    暖かくて防寒には最適。
    適度な張りもあって出入りがしやすいです。
    100円ショップ等で手ごろなフリースの袋を買ってくる人も多いようですが
    事故防止のためにきちんと縫製はチェックしましょう。
    サイズや素材を選べるという点で自分で作るのもお勧めです。
    ほつれてこない、毛足のあるものは抜けてこない素材を選びます。
    二重にして縫い目が表が出ないように縫えば安全面はかなり確実です。
    中を掘り掘りして破けてきたりするので、
    時々は裏返して安全面で問題が無いかチェックすると良いでしょう。

    寝袋ではなく、毛布のような布に潜るのが好きという子もいます。
    毛布等を入れるときもほつれない素材、毛足の抜けない素材、糸が出ていない
    これらをチェックしましょう。

    なお、ほつれたり糸が出ていたりすると、その糸や繊維が足に絡まり
    怪我につながったり、絡まってるのをとろうとして自分の足を噛み切ってしまったり(!!)
    そういう事故が報告されているようです。
    毛足の抜けるものは、(ベルベット調?の生地で)その抜けた繊維を食べてしまい
    腸に詰まって死亡した事故が報告されています。

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